神様は、気まぐれな女性のようなもの。何にもしないでねと言われて、何にもしなかったら、ガッカリしている。

神様は、度量が広いのです。
あなたが人生を愉しむことを、神様は、決して否定しません。
神様は気まぐれな女性のようなものです。
「何にもしないでね」という言いいつけを、本気で守ってしまっては、神様もガッカリしているのです。
「こんなことはしてはいけません」と、今まで、教わってきたことも、どんどんやってみましょう。
「仕方のない人だな」と言いながら、きっと神様も笑って、見逃してくれるはずです。
「何にもしないでね」という言いいつけを真に受けてしまうと、逆に、神様に愛想を尽かされてしまいますよ。

貯めたお金で人は評価されない。使ったお金で評価される。

いくらお金を儲けても、本人が期待するほど、まわりの人は、評価してくれません。「あの人は、かなり稼いでいる」と言う時、それは、褒め言葉というより、悪口の意味で使われます。それよりは、「あの人は金離れがいい」というのが、本当の評価なのです。いくらお金を稼いだではなくて、いくらお金を使ったかで、評価されるのです。苦労して、質素倹約につとめても、「小金を貯めている」と悪口を言われたのでは、勘定があいません。お金は貯めれば貯めるほど。あなたの価値を下げ、使えば使うほど、あなたの価値を高めるのです。

ひとつ諦めたら、他に何ができるかを考えてみよう。

あなたがやりたいことができないのは、やりたいことがないからではありません。「ややりたいことはあるけど、家のローンを考えると、ぜいたくなことはできないなぁ」というのが、本音です。やりたいことを持ち家と交換してしまっているのです。たかだが、家を買うために生まれてきたなんて考えると、寂しくなります。持ち家がないからといって、ホームレスになるわけではありません。持ち家にこだわるのは、世間体を考えた見栄にすぎないことも多いのです。もし、賃貸でもいいと開き直ることができたなら、あなたはやりたいことができるはずです。

素敵な会釈をしよう。

素敵な会釈ができるようになれば、人生は愉しくなります。挨拶は、誰でもできます。知らん顔をすることも誰でもできます。大事なのは、挨拶と知らん顔の間なのです。ここに大切な会釈があるのです。
本当は会釈すれば、気持ちよくなれるのに、たいていの人は、つい、知らん顔になってしまいます。会釈は挨拶よりも難しい。会釈は、言葉ではなく、笑顔でするのです。形ではなく、心でするのです。
素敵な会釈をできるようになれば、あなたの挨拶は、もっと素敵になるでしょう。

夢は不動産屋さんの物件のようなもの。１０００のうち３つかなえば大繁盛。

あなたは、夢の不動産屋さんです。

不動産屋さんは「センミツ」でいいと言われています。物件を１０００軒持っていて、そのうち３軒契約を取ることができれば、生活していけるのです。成功率がたったの0.3％でいいのです。

あなたは、１０００の夢を全部成功させようとしていませんか？　

１０００軒の物件が全部、契約が成立してしまったら、明日から商売ができなくなります。不動産屋さんの店先には、たくさんのビラが張られています。あなたの部屋に、夢のビラを、所狭しと張ってみましょう。

大きなことをするためには、まず大きな夢を見ることだ。

大きなことをするためには、まず何をしなければならないのでしょうか？

一番最初にするべきことがあります。それは、まず、大きな夢を見ることだ。大きなことをしたいと言いながら、なかなか実現できない人は、大きな夢を見ていないのです。夢があまりにも小さいのです。

あなたは、大きな夢を見ていますか？

あなたの大きな夢は何ですか？

サラリーマンには、辞表を出すという愉しみが残っている。

定年まで後わずか、というサラリーマンがいました。この人は、個人の愉しみを犠牲にして、ひたすらその会社一筋に尽くしてきました。定年まで後１ヶ月という時、この人は、辞表を出しました。後たったの１ヶ月だったのにです。退職金がたくさん出るためではありません。35年間の死刑が終わる１ヶ月前に、脱穀するようなものです。この人の唯一の愉しみは、辞表を出すことだったのです。サラリーマンには、なかなか愉しみがないと言います。でも、この人のように、辞表を出すという愉しみを持っているではありませんか。

酔っている時のあなたが、本当のあなた。

自分は酒に強いと自慢して、ちっとも酔わないでいる人よりは、ほろ酔い気分で、ご機嫌になれる人になろう。

ふわふわと愉しく、気持ちが大きくなるはずです。酔って喧嘩っぽくなるのは、悪酔いです。本当の酔い方ではありません。気持ちのいい酔い方をしましょう。しらふのあなたが、本当のあなたではありません。酔うと誰でも子供に戻ります。酔っているからいつものあなたではなく、酔っている時が、最もあなたらしいのです。

一流レストランでは、トイレの場所を覚えるより、スープの味を味わおう。知ったかぶりが、人生を愉しみを奪う。

レストランに知り合いを連れて行って、常連であることをアピールする人がいます。シェフがどういう経歴で、トイレがどこにあるかをやたらと説明するのです。料理を愉しみには、トイレがどこにあるかを知っておく必要はありません。一流レストランのトイレの場所を覚えるヒマがあったら、スープの味を覚えましょう。トイレの場所は、訊けばいいのです。シェフの経歴を覚えることより、スープの味を味わうことのほうが、人生を愉しくさせてくれるのです。今日飲んだ、スープの味を覚えていますか？

リンゴのような人になろう。

リンゴのような人になろう。

どんな果物を運ぶ貨物の中にも、必ずリンゴが１箱積まれています。甘くない果物の中に、リンゴを１個入れておくと、甘くなるのです。家庭の冷蔵庫の中でも同じです。リンゴから出るエチレンガスが、他の果物も甘くする性質があるからです。
人生を愉しんでいる人のそばにいると、まわりの人まで、なんだか愉しくなってきます。特に目立つわけではないのに、その人がいるだけで、ほんわり気持ちになる人がいます。そういう人になろう。